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§§  Q & A  §§
よくある質問等(Page 1

記事の内容は一般論が中心になりますので、個々のケースについては、医師の診察が不可欠であるという前提でお読み下さい。このページの内容は個人的な用途以外、無断の複写や配布はお断りいたします。
ご質問を頂く場合は、このページの下の方にある質問規定に従って下さいますようにお願い申し上げます。

  目次(読みたい質問番号をクリックして下さい。)

Q.21 〜 Q.40(Page 2) Q.41 〜 Q.60(Page 3) Q.61 〜 Q.80(Page 4) Q.81 〜 Q.100(Page 5)

Q 20 O脚、X脚について
Q 19 停留精巣(停留睾丸)について
Q 18 耳痛の応急処置
Q 17 授乳中の「かぜ」薬について
Q 16 赤ん坊の平熱
Q 15 タバコの誤嚥
Q 14 熱性けいれん(熱による「ひきつけ」)ついて
Q 13 ピーナッツは何才くらいから与えてもよいでしょうか?
Q 12 舌に地図のような白いところがあります?(地図舌)
Q 11 左利きのようです、右利きに矯正すべきでしょうか?
Q 10 「うがい」やマスクは『かぜ』の予防にはならない?
Q  9 『水いぼ』は取った方がよいか?
Q  8 「おたふくかぜ」(ムンプス)は2度やるか?
Q  7 予防接種を定期的に受けることが出来なかったのですが、また始め
     から受け直さなければならないのでしょうか?
Q  6 風邪をひいている子どもを旅行に連れていっても行っても良いか?
Q  5 予防接種の副作用について
Q  4 熱だけの「かぜ」があるか?
Q  3 熱さましは何度ぐらいで使ったら良いでしょうか?
Q  2 熱で肺炎や髄膜炎にならないでしょうか?
Q  1 高い熱が続くと頭がおかしくならないでしょうか?

  本文
 
Q.20 1才の子どもですがO脚ではないかと思います、健診では何も言われませんでしたが心配ないでしょうか?、X脚についても教えて下さい。
A.20 まず心配ないと思われます。
O脚は両足首をそろえたときに膝が外側にわん曲して膝が離れ、( )の様にO型に見える状態、X脚は膝をそろえたときに両足首が開き、)(の様にX型に見える状態を言います、新生児から2才くらいまではO脚傾向が多く、2才から7才頃まではX脚傾向が見られるのが普通です。原因は子どもの発達による生理的な現象によるものでO脚は2才くらいまでにX脚は7才くらいまでに自然に治ります、殆どのO脚X脚はこのタイプです、病気によってO脚X脚の見られることもありますが、検診を受けておられるのならば心配はありません、不安が少しでもあるようでしたら6−12ヶ月に1度くらい整形外科医のチェックをお受けになると良いでしょう。
病気によるO脚X脚やX脚でころびやすい、足がつかれやすい、痛みがある等の症状のある場合は装具による治療、手術などが必要になります。【目次へ
 
Q.19 七ヶ月の男児です、健診で停留精巣と言われました、普段は袋の中にあるのですが、今後の処置は?
A.19 健診で経過を追って下さい。
停留精巣(停留睾丸)は新生児の3−4%に見られ珍しい出来事ではありません、いくつかのタイプがありますが、ご質問の様子ですと1才までには完全に下降、固定するのではないかと思います、健診で経過をチェックしてもらって下さい。
1才を過ぎても続く場合や現時点で下降、固定が望めないと医師が判断したケースでは手術が必要になります、この場合、放置すると睾丸の機能が失われますので、早めに(出来れば1才半位までに、どんなに遅くとも4才までには)手術を受けた方が良いでしょう。
尚、手術による危険は殆どありませんし、入院も普通はごく短期間で済みます。 【目次へ
 
Q.18 夜中に、こどもが耳を痛がった時の応急処置は?
A.18 落ち着いて対応して下さい。
耳鼻科の診療時間外に耳痛の起こることはしばしば経験することです(殆どの場合は中耳炎です)、痛みは大人でも特に夜間は実際の痛みよりも強く感じるものです、そこで親も一緒になっていらいら不安を募らせると、こどもは一層、痛みを感じ大騒ぎをすることになります、客観的に見て耐えられるようであれば、多くの場合は「おんぶ」や「だっこ」だけで一晩過ごすことが出来ます、また、気分転換をかねて、耳の穴に水を入れないような方法で(肩を冷やさないように気を付けて)耳を冷やして下さい、もし、最近入手した熱さましがあれば、痛み止めとして使えますので使用してかまいません。
また、「耳だれ」が出てもあわてることはありません、ガーゼで汚れを拭き取り新しいガーゼを耳に当て、絆創膏で軽く止めておきます、汚れたら新しいガーゼに代えて下さい、「耳だれ」が出ると普通は痛みは軽くなります。耳垂れが出ず、痛みが無くなっても、出来るだけ早い時期に、必ず耳鼻科の専門医を受診して下さい。もし、休日や夜間などに耐えられないほどの痛みがありましたら、お住まいの地域医療案内、東京都の場合はこのホームページの「なんでもリンク」にある医療情報などで病院を探して受診して下さい。

医療情報は殆どの自治体で用意されていますので、いつでも対応できるように準備しておきましょう。目次へ
 
Q.17 「かぜ」をひいてしまいました、授乳中ですが薬を飲んでも良いでしょうか?
A.17 自己判断で「かぜ」薬を飲んではいけません。
授乳中の母親が「かぜ」をひくことはよくあることです、授乳は勿論、家族全体の世話や、仕事があり、「かぜ」薬を飲みたいところですが、母親が飲んだ薬は殆どが母乳に出て来ます、薬の中には母親の体内よりも高い濃度になって出てくる薬もあり、危険です。しかし薬の種類や量によっては乳児に影響を与えることの少ないものもあり、必要最小限の薬使用は可能です、使用薬やその使用量は専門的な知識が必要ですから、医師の診察と投薬が必要です。
しかし、あまり激しい「かぜ」の場合には、一時的にでも授乳を中断して、投薬を受けるべきです、その間は、乳搾り、マッサージなどで、「母乳の出」は確保しておきましょう、当然の事ながらそのようなときには、薬以上に家族の協力が必要なことは言うまでもありません。【目次へ
 
Q.16 赤ん坊の平熱は何度ぐらいなのでしょうか?
A.16 個々の赤ちゃんの平熱を調べましょう。
統計的には赤ちゃんの平熱は37.5度まではあり得えます。
しかし、37.5度と言う体温は平熱が36度の赤ちゃんにとっては1.5度も高く、平熱が37.3度の赤ちゃんにとってはほぼ平熱と言えます。このように個々にとっての平熱は違うわけですから、赤ちゃんごとに平熱を調べておく必要があるわけです。
平熱の調べ方
1.決まった時間に
2.同じ状態の時に(泣いている時またはその直後、授乳時またはその直後などはさけて)
3.同じ方法で(同じ体温計で、口の中、脇の下、肛門などの場所を1つに決めて)
10日から2週間程度調べて下さい。夏冬に1回ずつ調べておくと良いでしょう。
尚、乳児期を過ぎても、時々は健康管理の意味を含めて子供の体温を調べて置くようにしましょう。
――――――――――――――――――――――――

熱は健康や病気の時の1つの目安にはなりますが、熱だけで子供の健康管理をすることは出来ないと言うことを忘れないように致しましょう。
顔色は、機嫌は、元気は、食欲は、長期的な意味では体重の変化は?等々と同じ一つの目安に過ぎません、従って熱が38度あったから保育園を休ませたと言うのでしたら熱が無くとも食欲がなかったから保育園を休ませた、と言って欲しいと思います。【目次へ
 
Q.15 子供がタバコを飲み込んだときにはどうしたらよいでしょうか?
A.15 事故が起こらないようにすることが大切です。
子供の誤飲の事故の中で最も多いのがタバコの誤飲です。日本中毒情報センターによれば生後5〜6ヶ月からみられ8ヶ月児が最も多いとのことです、紙巻きタバコの乳幼児の致死量はタバコの種類、子供の体重によって違いますが1/2〜1本です、ニコチンは水に溶けて始めて体に吸収されますが、胃液の中では吸収が遅く、15分で3%程度(1時間で12%)しか吸収されませんし、先に飲んだ分の解毒が始まり、またある程度の量が吸収されますとニコチンの作用で吐いてしまいますので、重症になることはまずありません、しかし、タバコを水に浸して溶けだした液を飲んだ場合は吸収が早く重症化することがあります。
最も多い中毒症状は吐き気、嘔吐で10〜60以内に見られます、5〜6時間して何もなければ心配は要りません。
対処法
誤飲が起こったとき、飲んだ量がわからないことが殆どです、多少に関わらず、気付いたら直ちに吐かせ、口の中をきれいにして下さい、

注意
1.タバコを食べた場合:水や牛乳は先に述べたようにニコチンを吸収し易くしますので飲ませてはいけません、

2.タバコが浸っていた溶液を飲んだ場合:胃の中の溶液を薄めるのと洗う目的で、水、お茶、牛乳などを飲ませてから吐かせて下さい。

誤飲の量が少ない場合(タバコにして2cm以下)には、吐かせるだけで十分ですが、量不明または大量に食べたとき、ニコチンの溶液を飲んだ時には上記の方法でまず吐かせ、入院設備のある病院への受診が必要となります。摂取量が多くて、重症化する事も希にはありますが、最近、少なくとも日本での死亡例はありません。
タバコに限らず、危険なものは絶対に子供の手の届かないところにおいて下さい。
処置に関心を持って頂くのも良いことですが、乳幼児の事故をいかに未然に防ぐかの方がより大切です、乳児は勿論、小学校の低学年位までは、親の考えつくこと付かないこと、なんでもやります、突然に、瞬間的にです、防ぎ得ることは出来る限り防いであげましょう。【目次へ
参考、日本中毒情報センター
 
Q.14 熱で「ひきつけ」を起こした時にはどう対処したらいいでしょうか?
A.14 あわてないことが肝心です。
「熱性けいれん」(熱による「ひきつけ」)は6ヶ月から2才くらいまでの子供に多く、4〜5才くらいになるとあまり起こらなくなります、すべての子供の5〜10%は「熱性けいれん」の経験を持つと言われています。
また、「熱性けいれん」を起こした子供の75%は生涯にその1度の発作だけで終わります。

我が子が「熱性けいれん」を始めて起こしたときには誰でもあわてるものですが、殆どの場合自然に回復しますので、下記をお読みいただいて落ち着いて対処して下さい。

準備、心構え
お子さんに熱っぽさを感じたら、「熱性けいれん」を起こしたことのある子供で「けいれん予防」の薬を持っている方は医師の指示どおりの方法で早めに使用して下さい。また「熱性けいれん」は熱の高いときに起こるのではなく、高くなるときに起こりますので、暑がっているのに布団を掛けたり、厚着をさせ、また暖房を使ったりすることはよくありません。これは「熱性けいれん」のないお子さんでもおなじことです。また「熱さまし」を使ってあまり下げ過ぎますと、「熱さまし」が効かなくなったときに急激に体温が上がり、「けいれん」を起こしやすくします、所詮、熱さましでは「けいれん」は止められませんし予防もできません、従って、医師の中には「熱性けいれん」のあるお子さんに「熱さまし」を使用することを禁止する人も居ます。(参照.A.3
手足が冷たく、体が熱いときは大人で言う「さむけ」の時期で、「これから熱が上がりますよ」と言うサインです、すなわち「けいれん」を起こす可能性が高い時期と言うことになりますので、「けいれん」を起こしたときに必要になる時計を用意し、子供から目を離さないようにして下さい。この時期には手足のマッサージ、手足にタオルを巻くなどして血液の循環がスムースになるように看病して下さい。また親が「いらいら」しますと子供の精神状態に悪い影響を与えますのでその点にも心配りをお願いします。
「けいれん」が起こったら
1.時計を見る(「けいれん」の持続時間を見ておく)。

2.衣服をゆるめる(首の回り、上着、ベルトの締まりはないか)。

3.「けいれん」中に吐く事がありますので吐物が気管に入らないように体、顔などを軽く横に向けて静かにねかせる。

4.静かな環境を作る
名前を呼んだり、揺すったりしない、昔は舌をかむといけないからと言う理由でタオルや割り箸を口に挟んだものですが、舌を咬むことよりも挟んだ器具を食いちぎったものや器具の挿入でかけた歯が気管に入ったりする事の方が頻度が高く、生命に対する危険が高いので絶対にしないで下さい、騒音や強い光はさけて下さい。

5.「けいれんの薬」(通常は座薬)をお持ちの方でまだ使っていない場合は使用して下さい。

6.「けいれん」がおさまるまで「けいれん」の状態を観察して下さい、突っ張っているのか、ガクガクしているのか、手足の状態は、のばしているか、曲げているのか、それらが左右対称であるか、白目を出しているか、目の向きはどうかなどなどです。 多くの場合は5分以内におさまります。
救急車を呼ぶべきケース(まれなケース)
1.「けいれん」が5分たっても止まらない場合
2.「けいれん」は5分以内でおさまるが、短時間で繰り返し「けいれん」を起こすとき
3.「けいれん」は5分以内でおさまり、繰り返さないが、意識が15分しても戻らないとき(「けいれん」後、眠ってしまうこともありますが、「けいれん」がおさまってから10分たってから名前を呼んだり、頬をつついたりして反応があるかを確かめます、判断が付かないときには医師に相談します)
以上に該当するときには、現在受診中の医師から、こうしたケースでの指示がない限り、その医師が診療中であっても速やかに救急車を呼んで入院体制のある病院に行って下さい。(その際、状態が落ち着いてから、あるいは次回受診時、その医師への連絡はしておきましょう)。
――――――――――――――――――――――――

熱のあるときに「けいれん」を起こしたからと言って「熱性けいれん」とは決まっていません、熱を出す原因となっている病気自体が「けいれん」を起こすこともありますので症状は軽くても、「けいれん」が落ち着いてから必ず医師の診察を受けて下さい。目次へ
 
Q.13 ピーナッツは何才くらいから与えてもよいでしょうか?
A.13 少なくとも2才までは絶対、口に入れてはいけません。
統計によれば、気管、気管支に異物が入る事故は2才までが最も多く、その中でもご質問のピーナッツによることが半数以上を占めています。ピーナッツによらず、大豆、小豆、パチンコの玉のような玩具類、錠剤(ツブのくすり)などが気管、気管支に入ると空気の通り道を完全に塞いでしまい、専門家がそばにいても助けられないことがあります。6才位までの子供でも以下の状況の時には同様な危険があります。
1.飛行機や車の中などのように急に揺れたり止まったりする事のある場所にいる時。
2.歩き、走り、寝転がっている時。
3.食事中、ふざけたり、びっくりさせた時。
4.小さな「おもちゃ」や食べ物を上に投げて口で受けるような遊びをしている時。
5.病気で「はきけ」や「せき込」みがある時。
半分は、いわゆるお行儀の悪いことをしている時とも言えます。尚、5番目の状況下では錠剤の飲める子供でも、なるべく水剤(シロップ)または散剤(こな薬)を水でこねて与える方が安全です。

ついでですが、きな粉、散剤などが気管、気管支に入りますとその粉が壁に張り付いて潰瘍を起こしますし、「もち」や「ゼリー」のような食べ物は壁に張り付いて息を止めてしまうことがあります、この種の物は成人にも危険はあります、まして少なくとも6才位までの子供についてはピーナッツと同様の注意が必要です。 【目次へ
 
Q.12 舌に白っぽいものが付いて地図のようになっています、痛みはないようですが心配ないでしょうか?
A.12 便利なこともあります。
ご質問の中の言葉どおり、「地図舌」と思われます、舌からの分泌物や老廃物の出来かたが多いため特に活発な部分が灰白色に見え舌全体としては地図状に見えるのです、痛みはなく綿棒でこすってもはがれません、体質が関係していると言われています、この方にとっては生理的なもので病気ではありませんから治療の必要はありません。
体調の悪いときに目立つことが多く、お母さんの中には、「今は何にもないんですけれども、舌が目立ってきましたので風邪の始まりかと思って診察に来ました。」と言われる方もおられます。
そのような子供にすぐ医師の診察が必要か否かは別として、子供の健康状態に注意をはらうきっかけに「地図舌」の存在を利用出来ることは、むしろ、うらやましいことだと思います。
それにしてもこのお母さんの観察力や子供に対する愛情の深さには心嬉しいものがあります。 【目次へ
 
Q.11 1才6ヶ月の子供ですが、どうも左利きのようです、右利きに矯正すべきでしょうか?
A.11 無理に矯正しない方が良いと思います。
満1才頃には約2/3の子供の利き腕が決まると言われています、日本においては右利きが多いので社会生活においては不便なこともありますが、個人生活、欧米での生活、Windowsの世界では全く問題ありません、卓越したスポーツ選手、知識人にも左利きの人は沢山居ます。
無理に矯正をしようとすると、読み書きに困難を来たし、場合によっては言語障害、情緒障害を起こすこともあります、また運動能力低下の見られることもあります。
一見左利きに見えても日常生活の中で自然に右利きになる子もありますので無理に危険を冒す必要はないと思います。
もし、どうしても利き腕についてお子さんに何かしてあげたいと思って居られるのなら右手も使えるように指導してあげて下さい。
私ごとで恐縮ですが、大学の同級生で左利きの男がおりますが、彼が両手で絵を描いていたのを思い出しました、「両手が使えると便利だよ。」って言いながら楽しげでした、今、某医大で外科の教授をしています。【目次へ
 
Q.10 「うがい」やマスクは『かぜ』の予防にはならないと聞きましたが本当でしょうか?
A.10 全く無意味とは言えません。
かぜの多くはウイルスが鼻、気管、気管支の粘膜に付いて発病するもので、「うがい」をしてもそういう場所は洗えないから効果がないと言われています。しかし、「のど」をきれいにすることは可能ですし、空気の通り道に湿度を与え、気管支がウイルスを外へ出そうとする働きを助ける作用はあります。緑茶、番茶、紅茶を4−5倍程度に薄めて「うがい」をするとインフルエンザの予防になるとの研究もあります。
また、空気中を飛んでいるウイルスは小さいので確かに、マスクで「かぜ」は防げません、しかし、咳や「くしゃみ」をしている人のそばにいるときは、ウイルスが大量に体に入ってくるのを防ぐことに役立つと考えられます、さらに、風邪にかかっている人のマスク使用は、他人に風邪をうつさないためと自分の鼻、気管、気管支の粘膜を乾燥させないことに役立ちます。

いずれにしても風邪にかからない努力をすることと、早く治すためには効率の悪さよりも自分で出来ることをするという心構えが大切だと言えます。【目次へ
 
Q.9 『水いぼ』は取った方がよいのでしょうか、取らなくても良いのでしょうか?
A.9 選択は保護者がすることになります。
積極的に取ってしまうと言う考え方の理由は、人にうつること、いぼの周りは湿疹化しやすく掻きこわして化膿し傷を残すことがある、保育園、学校では治るまでプールに入れてもらえないなどです。取らずに自然に治るのを待つべきだと言う考え方の理由は、日常生活では人にうつすことがない、長くかかっても自然に治るものを無理に取る必要はない、取った後の傷を掻きこわしたりして化膿し傷跡を残すことがある、子供に病院恐怖症を植え付ける、さらに取ると言う立場の医師も全身に無数に出来ている子供の「水いぼ」は取らないが、それは本来病気と言うものは重ければ重いほど治療を要すると言う一般通念に反し保護者の理解が得にくいなどです。
このように2つの考え方があるわけですから、実際には診察を受けた医師の考え方を聞き、納得のいく方法を選んでいただくことになります。

尚、動物実験で「水いぼ」を伝染させる実験をした研究者がありましたが簡単にはうつすことが出来なかったと言います、とは言えプールの水、ビート板等の器具からの伝染の可能性は高く、常時、水の入れ替えをしているプールでは伝染のおそれはないと考えられますが、保育園のビニールプール、単純に水を循環させ消毒液を使っているプールでは「水いぼ」のウイルスには無効なばかりではなく、水や消毒液で皮膚が柔らかくなり、体脂が取れてうつりやすくなります。
また飲み薬や冷凍凝固による治療法は効果が確実ではありません。

人間は生き物であり、機械の修繕をするわけではありませんのでどの観点からしても絶対正しいと言い切れる対処法はありません、病気にしても、登校拒否にしてもこと人間に起こるトラブルに絶対の正解はないことをインフォームドコンセントの時代には知っておいて頂きたいと思います。正しい情報を得て選択する、それは保護者です。【目次へ
 
Q.8 過去に「おたふくかぜ」(ムンプス)と言われたことがあるのですが、最近またおなじ病院でムンプスと言われました2度やることがあるのでしょうか?
A.8 十分あり得ることです。
ムンプスや風疹(三日ばしか)は統計によっても違いはありますが、免疫が出来る割合が80−90%ですので、100人ムンプスに罹った人を集めるとその内10−20人が免疫が出来ず、二回以上ムンプスに罹る可能性があるわけです。ムンプスの予防接種を受けた場合も同じです。

当診療所では、過去に他医で3度ムンプスの診断を受けた人の免疫を検査したことがあります。
免疫が出来ていなかったので、検査で確認しながら3度の予防接種を施行したが、結局免疫が得られず保護者と相談の上断念した例があります。
ムンプスに対して免疫が出来にくい体質があるのかもしれないと考えています。
また、子供の頃に受けた予防接種の効果がいつまで続くかは、はっきりわかっていません。
子供の時と成人式前後の計2回の予防接種を検討している学者もいます。【目次へ
 
Q.7 予防接種を定期的に受けることが出来なかったのですが、また始めから受け直さなければならないのでしょうか?
A.7 多くの場合、受け直しの必要はありません。
すでに受けた予防接種の種類と、回数、経過年月によっては始めから受け直さなければならないこともありますが、殆どのケースでは継続接種が可能です。自治体により、若干、接種のルールが違いますので、関係の役所あるいは接種医でお確かめ下さい。
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Q.6 風邪をひいている子どもを旅行に連れていっても行っても良いでしょうか?
A.6 程度にもよりますが、あまりお奨め出来ません。
夏期は、病気でなくても体力が落ち健康を損ねがちです、 まして、軽くても風邪をひいている子どもを連れての外出には、それなりの心構えが必要です。最低限、行く先の病院の確保と、すぐ帰れる準備をしておくことです。
遊びのための外出に限らず、普通生活をさせるために薬を使うと言うやり方は感心しません、病気を治すための良い生活をすることによって薬の使用量を減らしたり、薬を使わないですむことの方がこれから体を作っていく子ども達にとっては意義のあることと思われます。
何ヶ月も前から予約を取り、親は休暇をやりくりして、家族中で楽しみにしていた旅行を、一人の子どもの健康のためにあきらめ、家族全員で心配し、看病してあげると言う夏休みも、旅行に行って家族の思い出を作ることに劣らない家族の絆を作る出来事と思われます。

また、本人にとっても、楽しみにしていた旅行に行けないことを我慢し、大きな子どもは旅行に行けなかった家族のことを思いやることも出来るなど、決して意味のないことではありません。 【目次へ
 
Q.5 予防接種を受けたいのですが、発病や後遺症の心配はないのでしょうか?
A.5 心配は0%ではありませんが、もし、予防接種がなかったら、毎年、何万、何十万人の人々が亡くなり、さらに多くの人々が病気の後遺症に泣くことになるでしょう。
天然痘のように、予防接種のおかげで世界中から完全に駆逐されかかっている伝染病すらあるくらいです。
死亡したり重い後遺症を残す副作用は400−600万人に1人あるか無しと考えられます。

実生活の中で毎日冒している危険について考えてみましょう。
「行ってらっしゃい」「行って来ます」と言って別れるご家族が交通事故によって死亡する数は毎年10000人以上、重い、軽いはあっても後遺症の残る事故に遭う人は、その2倍以上と考えられます。
予防接種でそんなに多くの人が死んだり、後遺症が残ったなどと言うことを聞いたことがあるでしょうか、しかも予防接種は毎日するものではなく、一生に何回か接種するだけなのです。
交通事故は毎日、予防接種よりは遙かに高い確率で死者、障害者を生んでいるのです。
毎日、笑顔で家族を送り出せるのに、予防接種の危険に神経を尖らせ過ぎるのはいかがなものでしょうか、現在予防接種は任意接種となっていますが、医者の間では、接種率が落ち、多数の死者や障害者が出ないかと心配されています。
目次へ
 
Q.4 熱だけで他の「かぜ」症状がありません、病院に行ったら「かぜ」と言われました本当でしょうか?
A.4 診察を受けられたのなら、一般的に「かぜ」と言われる病気だと思われます。

風邪の時、熱、咳、鼻水などの症状が見られることはご承知の事と思います (その他にしばしば見られる風邪の症状には、下痢、気持ちが悪い、吐く、頭痛、 関節の痛み、筋肉痛、だるい、食欲不振、発疹などがあります)。
(ケース1) 咳だけで熱も、鼻水もなく食欲もあり、機嫌も良い場合
(ケース2) 鼻水だけで熱も、咳もなく食欲もあり、機嫌も良い場合

一般的に、上記の2例については、あまり疑問を持たれることはないようです。
咳だけの風邪、鼻水だけの風邪(はなかぜ)があるのですから、当然、熱だけの風邪 があっても良いわけです。同じように、だるいだけの「かぜ」、頭痛だけの「かぜ」などもあります。

ただし、熱はいろいろな病気の一症状でもあるので、医師の診察が必要です。
不安や疑問のあるときには、何度でも、かかりつけ医の診察を受けられることをおすすめします。 【目次へ
 
Q.3 熱さましは何度ぐらいで使ったら良いでしょうか?
A.3 熱さましは、原則として体温で使うものではありません。

「熱さまし」は読んで字のとおり、熱を下げる薬です、決して病気の治療薬ではありませんし、病気の予防薬でもありません、一時的にでも熱を下げ、その間に睡眠、食事をとりやすくしたり、下記のような利益を得るために使うものです、熱さましを使って病気を治そうとしてはいけません。

熱が高いときに一番始めにすることは熱さましを使うことではありません。
 まず次のような対症療法を行います
1.熱があって暑がっているときには着ている物やフトンを薄くしてあげる
(布団を掛け、汗をかかせて熱を下げようと思わないで下さい、この対処法はかえって体温を高くすることが多く、2度程度の体温の上昇を起こすことすらあります 、反対にこの対処法により熱が下がったと思われる経験をお持ちの方もあると思いますが、それは病気の経過から来る偶然と考えて下さい。
今回のテーマではありませんが、決して子どもは大人を小さくしたものではありません、おおむね思春期過ぎまでは子どもの脳の働きは大人とは違います、従って体温中枢への対処法も違うのです。)

2.いやがらなければ、あたま、「わきのした」、そけい部などを冷やしてあげる
(あたまを冷やすときには首や肩を、「わきのした」やソケイ部を冷やすときには「おなか」を冷やさないように注意して下さい)

3.「おなか」をこわさないような水分を十分にのませる
(冷たい飲み物ばかり飲ませるのはいけません)

このようにした後、たった2−3分(ぶ)の微熱でも、暑くて寝られない、食欲がない、元気がない、頭痛があるなどと思えたら熱さましを使ってもかまいません。
逆に、40度の熱が続いていても元気か゛あって機嫌が良く、食欲が正常ならばあわてて使うことはありません。 
               
熱さましを使った方がよい場合は次のようなときです。

1.高熱が続き、水分を含めて食欲がない場合は熱のために皮膚から水を失いますので脱水が早く起こりやすくなります。
2.たんのからむせきがある場合は、熱によって気管が乾き、たんを硬くしてせきを増やす事があります。
3.食欲がなく高熱が長く続くときには、体力消耗がおこります。

このように熱さましは単に熱があるから、熱が高いからという理由で使うのではなく、対症療法を行った後、目的を持って使うようにしましょう。
いずれにしても保護者が心配するような熱のあるときには、まず医師の診察を受けることが必要です、熱の原因も分からぬまま熱さましを使うことは出来る限り止めましょう、熱さましを使ったために診断が遅れたり、熱性けいれんのあるお子さんでは、けいれんをおこすきっかけを作ることもあります。

尚、医師から熱冷ましは何度以上でと指示があった場合は理由があるはずですから、それに従わなければいけません、不明な場合は説明を受けるようにして下さい。 目次へ
 
Q.2 熱で肺炎や髄膜炎にならないでしょうか?
A.2 熱で肺炎や髄膜炎になることはありません。

むしろ、熱が出ると体の中で、病原体を殺そうとする細胞が、たくさん出来て病原体を攻撃します。 また熱は、ウイルス、その他の病原体の増殖を抑えると同時に、ウイルスに対する抗体をたくさん 作る働きをしているのです。

熱があろうと、なかろうと、風邪やその他の感染症にかかった人の数千人に一人は肺炎や髄膜炎、 その他の合併症にかかることがあります。熱は、そのような合併症や重症化を押さえ、病気を 治そうとしてるとも言えるわけです。

とは言え、熱があると、暑くて眠れなかったり、頭が痛い、だるい等の症状により精神的、肉体的 安静がとれず、食欲がなく、皮膚から水分が出ていってしまうので脱水を起こしやすく、熱性 けいれんのあるお子さんではその準備をしなくてはならない、など看病にはかなりの心労があると 思います。

だからこそ、しないでいい心配は、しないようにいたしましょう。 【目次へ
 
Q.1 高い熱が続くと頭がおかしくならないでしょうか?
A.1 熱で頭がおかしくなることはありません。

生後間もない未熟児の中には高熱が続くと、ごく軽度の知能障害を起こすこともありますが、 その他の子供については、全く心配はありません。
(但し、高熱がどうして続いているのかは重要なことなので、医師の診察、治療が必要です。
また、普通は起こりませんが、42度を超えるような発熱では脳症を起こす危険がありますので、速やかに診察を受けて下さい。) 【目次へ


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