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§§  Q & A  §§
よくある質問等(Page 2

記事の内容は一般論が中心になりますので、個々のケースについては、医師の診察が不可欠であるという前提でお読み下さい。このページの内容は個人的な用途以外、無断の複写や配布はお断りいたします。
ご質問を頂く場合は、このページの下の方にある質問規定に従って下さいますようにお願い申し上げます。

  目次(読みたい質問番号をクリックして下さい。)

Q.01 〜 Q.21(Page 1) Q.41 〜 Q.60(Page 3) Q.61 〜 Q.80(Page 4) Q.81 〜 Q.100(Page 5)

Q 40 扁桃(扁桃腺、アデノイド)肥大
Q 39 赤ちゃんの入浴温度
Q 38 言葉の遅れ
Q 37 赤ちゃんの日光浴
Q 36 『しゃっくり』について
Q 35 大泉門の閉鎖
Q 34 りんご病と妊娠
Q 33 チャイルドシートは本当に役に立つのでしょうか?
Q 32 離乳食を食べ過ぎるのでは
Q 31 蟯虫症
Q 30 後頭部の左側が平らで左ばかり向いている
Q 29 口内炎が痛み飲食がしにくい
Q 28 手足口病
Q 27 耳掃除(耳そうじ)
Q 26 ボタンを飲み込んだ
Q 25 歯が生えない
Q 24 臍(さい)ヘルニア
Q 23 先天性股関節脱臼
Q 22 蒙古斑(児斑、小児斑、蒙古人斑、青あざ)
Q 21 陰のう水腫


  本文
 
Q.40 10才の子供です、学校検診で扁桃肥大と言われました、手術をすることになるのでしょうか?
A.40 扁桃肥大があるから即、手術ということではありません、耳鼻咽喉科の専門医と相談することをお奨めします。
もともと扁桃は7−10才位までは扁桃自身の発育のため大人よりかなり大きく、扁桃肥大と言われることもある状態です、従って扁桃肥大という言葉だけですぐに手術、と言うことにはなりません、言いかえれば何も症状がなければ、扁桃は免疫機能という大切な機能を持っているのですから手術の必要は全くないわけです。

【手術適応の一般的目安】

1.『息』が苦しい、または苦しくなることがある、特に睡眠中に息が止まることがある、食べ物が飲み込みにくい、発音がおかしいなど。

2.風邪によく罹る、急性腎炎、リウマチ熱の原因が扁桃にあると疑われる。

3.難聴、慢性鼻炎など耳鼻科領域の病気の原因になっている。

などの時には耳鼻咽喉科専門医の判断の下、手術が必要なこともあります。
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Q.39 育児書によって赤ちゃんの入浴温度に違いがありますが、本当は何度ぐらいが良いのでしょうか?
A.39 赤ちゃんに限らず、入浴温度や入浴方法 は気候、風土、歴史、文化によってかなり差があります。
赤ちゃんの入浴温度は、寒暖の差の大きい日本では、夏38〜39度C、冬40〜42度Cが良いとされています。この温度は冬の暖房が十分でなく、栄養状態が良くなかった時代からの習慣で、冬は体を温めて寝かす、夏は暑いから温度を低めにと言う考え方から定着したものと思われます。
かなり多くの国では体温より少し高め〜38度C前後が推奨されています。ノルウェー、スウェーデンなどは体温程度、あるイギリスの育児書には室温を高めにして、ベビースイミング程度の水温(30度C弱)がよいという記載も見られます。このように赤ちゃんの入浴温度は、普遍的なものではなく、考え方や習慣によって違いがあります。
従って入浴は、赤ちゃんが快適で、皮膚の清潔やリラックス感が得られればよいことになります。あまり高い温度は、皮膚の刺激になり、湿疹のある場合にはむしろよくありません、また、浴槽に入れて泣くことのある時には、熱すぎるのが原因であることが多いと言われてます。
学問的根拠はありませんが、実際的には、室温や湯の冷める時間を考慮した上で、体温より少し高め〜38度C位が適当であると考えます。
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Q.38 2歳2ヶ月の男の子ですが、まだ全く言葉をしゃべりません、指差しは出来、親の言うこともわかっているようですし、声も出ます、いつ頃まで様子を見ていてよいか、また、どのように対処したらよいでしょうか?
A.38 かかりつけ医に相談に乗ってもらうのが早道です。
一般に2歳頃になると、よくしゃべる子としゃべらないこの個人差が目立つようになり、周囲が問題視することが多いようです。言葉の遅れは大別して子供の側の問題と環境の問題に分けられます。

1.子供の問題

 知能障害(ご質問の範囲ではないと思います)

 聴力障害(ご質問の範囲ではないと思いますが耳鼻科専門医の診察はお受けになっておいた方がよいでしょう)
 脳性麻痺(今まで乳児健診を受けておられたのなら、ないと思います。)

 失語症(今の段階では考えなくてもよいと思います。)

 自閉症(ご質問の範囲ではないと思います。)

などの異常がないかを小児科医、耳鼻科医などに診てもらうことになりますが、上記各項のコメントのように心配はないようです。

2.環境の問題

言葉の遅れは多くの場合、子供の個性と親子の関わり方に問題があることが多いようです。

 A.親が子供の動作を察して、用を済ましてしまうため子供は言葉を使わないで済んでしまう。

 B.養育する大人が早口のため、真似が出来ない。

 C.少しでも声が出たときに、正しく発音させようと言い直しをさせたり、話すことを強制したり、いろいろな言葉を一度に覚えさせようとしたり、うまく発音できないことを、しかったりすると声を出すこと自体をいやがるようになる。

などの言語環境に問題があることがしばしばあります。

従って、家庭で出来る、対処は

子供の意向はわかっても少し子供に意思表示させる時間を与えるゆとりを持つこと。

大人同士の話でも子供がいる間は、たとえ子供にわからない内容の会話でも、なるべくゆっくり、はっきりした言葉で話し、聴かせてあげる。

例えば、父親を『ぶぁ〜』と言ったら『パパね』とはっきりゆっくり、一度だけオウム返しをしてあげる、 そして少しでも正しい発音に近づいた時には大げさにほめてあげる。

子供が声を出したときには、意味は分からなくても大人が興味を持って聴いていますよという態度を示す。

などを試みて下さい。

個々の子供や家庭の条件により、さらなる対処も必要となりますので、かかりつけ医と相談の上、実状にあわせた、対処をする事になります。

子供に上記の身体的な障害がない限り、通常は3歳頃までにはしゃべるようになり、語数も増えます。
ちなみに私の弟は5歳になるまで、自発的に歩くことも、発語もなかったといいますが、現在、内科を開業しています。
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Q.37 生後一ヶ月の乳児ですが日光浴はどのようにしたら良いでしょうか?
A.37 一ヶ月過ぎたら日光浴、大気浴を始めましょう。
順調に発育していれば1ヶ月過ぎ頃から日光や外気にふれることを始めましょう。
具体的な実施の手順を以下に掲載しておきます。

1.足首より先
2.膝(ひざ)より下
3.「ふともも」より下
4.腹より下
5.胸より下
6.1−5 と背中

の順に
冬季は一日に3〜5分間、2〜3日間隔で日光に当てる部分を増やしていきます。
日光浴の時間帯は午前10時頃から午後2時頃の間が適当です。
夏期には日射しが強いため朝の日射しの弱い時間帯を利用するか、木陰などで行います。
日射しの強さによっては時間の短縮も考慮しましょう、また、夏は特に頭と顔に帽子などをかぶせて直射日光が当たらないようにして下さい。。
問題なく出来るようになったら、1日、15〜20分位(季節、日差しによって調整)まで少しずつ時間を延ばして下さい。
日光浴の後、汗をかいていたり、のどが渇いているようなら水分を十分に上げて下さい、また、疲れが見られるようでしたら時間の短縮や手順の足踏みも考慮しましょう、焦りは禁物です。
外気浴も日光浴と平行して1日5〜6分くらいから始めて徐々に20〜30分位まで延ばします、日光浴と同時に出来れば理想的ですが、別々の時間帯に行う場合には外気浴の時に直射日光にじかに当たらないように気を付けて下さい。

最近、外国の研究から、直射日光を真夏に20分以上浴びると大人になってから皮膚癌になりやすいという統計が出され、母子手帳から日光浴が消え外気浴に改められています。
最近、子供の外遊びに帽子をかぶせないで平然としている親や日陰だとは言っても乳幼児を大人と同じ時間帯、海岸に置いておく親の増加を考え、また、環境の変化で紫外線の量が増加することを考え合わせると日光浴は積極的にはさせないほうが良いのかもしれません、多くの場合、意識はしなくとも、通常の日常生活を送っている限り、必要な紫外線量は受けていると考えられるからでもあります。
但し、もともと日本人の皮膚癌発症率は欧米の1/10〜1/20程度であり、主として日本に住んでいる日本人の統計はまだ確かなものはない現状だと言うこと、さらに、この日光浴への警鐘は皮膚癌発症率の見地からだけのものであり、日光浴を極端に減らしたり、全く日光に当てなかった場合の不利益についての検証は何もなされていないことを付け加えておきます。

実際には、上にも述べたように長時間の直射日光を避け、帽子、日傘などの防御をして、外気浴を兼ねた日光浴を行うのが妥当だと思います。
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Q.36 生後間もない乳児ですが、日に2回ほど、10〜20分間程度、『しゃっくり』をします、心配ないでしょうか? 産院では何も言われませんでしたし、機嫌、食欲も良好です。
A.36 心配しなくて良いと思います。
『しゃっくり』は乳児(特に1ヶ月前後)にしばしば見られる現象です、神経発達が不完全なために、些細な刺激や環境の変化で『しゃっくり』を起こします、嘔吐、不眠などの実害がなければ、放置しておいて差し支えありません、自然に消失します。
まれに脳神経の病気のこともありますが、お話の状況からは考えにくいと思います。 もし、どうしても心配であれば、1度、小児科医の診察を受けておくと 良いでしょう。 【目次へ
 
Q.35 9ヶ月の乳児ですが、隣の8ヶ月のこどもは大泉門が閉じているのにうちの子は1.5cm位開いています、大丈夫でしょうか?そのお母さんに病院行きを奨められました。
A.35 もし8ヶ月で本当に大泉門が閉じているとしたら隣の赤ちゃんの方が異常です。
大泉門は頭の真ん中、前の方にある、骨のない柔らかい部分を言います、やがて周りから骨がのびてきてふさがります。大泉門が1年以内に閉じてしまうときには小頭症を、2才を過ぎても閉じない場合は骨の発育不良、水頭症などを疑います。また、一度閉じて再び開いた時には脳腫瘍、脳水腫などを疑います。
従って9ヶ月の乳児の大泉門がご質問の程度開いているのは正常です。
隣の赤ちゃんについては、閉鎖してきた時に本当に閉じているのか否かは、わかりにくいこともありますので小児科医の診察をお受けになることを奨めて上げて下さい。)【目次へ
 
Q.34 今、妊娠していますが、りんご病に罹るといけないと聞きました、どういうことでしょうか?
A.34 りんご病に限らず、妊娠中は風邪を始めとした感染症にかからないように努めることが大切です。
リンゴ病(伝染性紅斑)はパルボウィルスによる伝染病です、頬がリンゴのように赤くなることが多いのでこの名前があります。2〜12才に多く見られ、7〜9才がピークと言われています。症状は軽く、発疹と軽い風邪症状のみで、通常、治療は必要ありません、また頬が赤くなり診断が付く頃にはすでに伝染力が殆どないと言われています。
風邪と同じように飛沫感染によりうつると言われていますので、りんご病がはやっている子供集団には近寄らないこと、なるべく人混みは避けること、帰宅時や飲食前に手洗いうがいをすること、食材や食器類の十分な洗浄などが予防上大切です、残念ながら予防接種はありません。
潜伏期は17〜25日位で、日本では成人の約30%に抗体があると言われています、つまり成人の約70%は免疫がないことになります、 従って妊婦の約70%は感染することもある訳です。
妊婦がりんご病に罹るとパルボウィルスは妊娠全期間を通じて胎児の未熟な赤血球(赤芽球)を壊し、高度の貧血状態をつくり、胎児水腫(貧血により胎児の心臓がへばるため全身に浮腫が来た状態→心不全、死産、流産)を起こす可能性があります。特にこの傾向は妊娠24週までの間が著明で以後は問題がないという学者も居ます、いずれにしても結果的に流産、死産と言う形を取りますが、奇形を起すと言う報告はありません。 妊婦がりんご病になっても、胎児が感染するのは、りんご病になった妊婦の4〜10%程度であり、胎児水腫を起こす可能性はそれよりさら低くなります。
りんご病による流産、死産よりも、日常生活の中で歩行中や乗り物での事故、風邪に罹ること、腹部の打撲等々、他の理由によって起こる流産、死産の危険率の方が高いことを考えると余り神経質になり過ぎるのは意味のないことと思えます、そうした危険を少しでも回避することに神経を使うことの方が妊娠中のりんご病による流産、死産を恐れ悩むことよりも数十倍重要なことのように思います。)【目次へ
 
Q.33 チャイルドシートは本当に役に立つのでしょうか?
A.33 チャイルドシートはこどもの命を守るのに大いに役立ちます、法律がどうであろうとも必ず使いましょう。
残念ながら、日本では道路交通法の甘さと利用者の危機管理に対する考え方の貧しさからか、米国の80%以上もある装着率が日本では関係者の努力により60−70%にはなりましたが、追い付くことは勿論、追い抜くことは期待出来ないのが現状です。
国によっては産院を退院する時から、子供の身体的障害によって装着が不可能な場合を除いては一切の例外を認めず、チャイルドシートの使用を法律で義務づけ、厳しい罰則を設けている国もあるほどです。
チャイルドシートは月令、年令によって設定を変えたり、買い換えなければならず、着脱も面倒ですが、チャイルドシート未使用時の死亡、重傷を負う割合は使用時の2倍以上もありますので是非とも子供の身体に合ったものを装着して下さい。
チャイルドシートは自治体で貸し出しをしているところもありますし、レンタルを行っている企業もありますので、各地区の自治体や電話帳での情報をご利用下さい。
装着時の注意としては助手席ではなく、後席に説明書通り、正しく装着すること(シートの向きやベルトの締め方が正しくしないと、効果がないか、かえって危険なこともあります)、その上で出来れば大人が付き添うことが望まれます。
子供を抱っこしながらの運転や助手席でのだっこは非常に危険です。
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Q.32 6ヶ月の乳児です、離乳食をはじめたばかりですが、幼児の茶碗に7分目ぐらいの離乳食をほとんど食べてしまいます。はじめはスプーンで数回と聞きましたが、よく食べるのでつい食べさせしまいます、問題はないでしょうか?
A.32 一般的には問題はありません、離乳食をいやがる子供に比べたら贅沢な悩みなのかもしれません。
離乳開始の初期、離乳食に対する、子供の反応はさまざまです、離乳食が始まったとたんにミルクを全く飲まなくなる、ご質問のように親が心配するほどよく食べる、反対に離乳食をいやがるなどです。
本来、誤飲の危険(のどや気管にものを詰まらせる)がなく、消化吸収に問題がなく(下痢せず)、長期的には著しい栄養障害がない限り、離乳食を早めることは問題がありません、むしろ、離乳開始とともにミルクや母乳を飲まなくなったケースでは必然的に離乳を早めなければならないこともあるくらいです。
従って、「むせ込み」や「下痢」の有無を目安に早めに離乳を進めてもかまいません。
但し、今の月齢で、調子に乗りすぎて、1度に固形物だけで満腹にするのは何かの拍子で吐いた時に誤飲の危険がありますので、急がず、一回の量を分散する意味で2回食への移行を早めに考えてもよいと思います。【目次へ
 
Q.31 5才の子供ですが毎年、保育園の蟯虫検査で引っかかります、そのたびに病院で薬をもらっていますが、予防法はないものでしょうか?
A.31 残念ながら日常生活では100%確実な予防法はありませんが、感染の危険を減らすことは可能です。
蟯虫症は蟯虫の卵が口から入ることによっておこります、多くの場合、集団生活で感染することが多い病気です。生活形態の差で小学生、幼稚園児に比べると保育園児の感染は2倍以上多いと言われています、また保育園児のいる家庭はいない家庭の2倍以上、大人も含めて家族感染があるとも言われています。
絵本、玩具、遊具、絨毯、カーペット、床、ドアの取っ手、ビニールプールなどなどには蟯虫卵が付いていて、そうしたところをさわった手でものを食べたり、指シャブリ、おもちゃシャブリなどによって感染します。
実際の日常生活では完璧な管理は不可能ですから、感染の危険を0にすることは出来ません。こうした事情から、予防は出来る限り感染の機会を減らすことが重要になります、以下に家庭で出来ること柄を列挙しておきますが、それによりかなりの割合で感染の危険を減らすことが出来ます。

1.洗濯物、布団などの日光干し、床、絨毯、玩具、歯ブラシなどの掃除、洗浄と日光干しをこまめにすること、赤ちゃんの『おしゃぶり』も同様の扱いにする。

2.食器類は洗剤を使用し、よく洗い流す。

3.爪はいつもきれいに切っておく。

4.飲み食いの前には手のひらだけではなく指の先、指の間、手の甲も石鹸で十分洗い流す。

5.指シャブリは回数を減らす努力をして下さい(指シャブリについては他の項で述べる予定ですが、言葉で注意せず、気が付いたときに口に入っている指をそっとはずしてやったり、ほかのものに注意を向けさせるなどです)。

これらの対処法は当然、家族全体を対象にしなくてはいけません。

尚、本来の予防は個々の家庭ばかりではなく、集団(保育園、幼稚園など)単位の予防が必要だと言えます。【目次へ
 
Q.30 生後4ヶ月の乳児ですが、左の後頭が『まっ平ら』で寝かすと左ばかりを向いています、頭の形は何もしなくとも治るのでしょうか?
A.30 心配はいりません、何もしなくても自然に治ります。
赤ちゃんの骨は柔らかいので寝ぐせで(例えば、いつも母親の居る方向を見て寝ている)、よく向いている方の後頭部が平らになることがあります、しかし、立位の生活時間が長くなる6〜7ヶ月頃になると自然に治ってきて、やがてわからなくなります、乳児健診を受けて発育、発達が正常であれば全く心配はありません。【目次へ
 
Q.29 アフタ性口内炎で病院にかかり、飲み薬と痛み止めの塗り薬を使っていますが、食事や水分がうまく取れません水分だけでも取らせる方法はないでしょうか?
A.29 口内炎の種類は問わず、水分摂取は試行錯誤して下さい。
口内炎でも食べ物や水分が極端に取れなくなると脱水を起こし、点滴や入院の対象になりますので最低限の水分摂取は必要です。口内炎の時、口の粘膜は刻々変化しますので今回はダメでも次回は摂れる、前回はダメでも今回は摂れるということもありますので、飲み食いの都度、以下に述べることを参考に試行錯誤して水分だけでも摂らせるように努力してみましょう。

一般的には冷たい流動食が摂りやすいとされていますが、以下に述べる「飲みもの」を中心にした工夫も参考にして下さい。

1.「飲みもの」は酸っぱいもの辛いものなどの刺激物を避け色々な種類のものを試す、常識にとらわれず2種類以上の「飲みもの」を混ぜてみる。
また、水分はダメでも固形物は食べられることも有りますので、固定観念にとらわれず、色々試してみましょう。

2.「飲みもの」の温度は概して冷たいものの方が飲みやすいと言われていますが、温かいものを含め色々な温度を試して見ましょう。

3.「飲みもの」の濃さを変えてみる、薄目、濃い目、色々な段階の濃さを試してみます。

4.飲むための器具を考える。
哺乳びんなら、乳首の微妙な厚さ、穴の大きさ、スプーンならサイズ、材質、スプーンの厚さ、曲がり具合などを、コップは直径、厚さ、飲み口の形状、材質などを、ストローは太さ、長さ、材質などを検討します。また、スポイトも試してみる価値があります。

尚、痛みの強い時にはしないと思いますが、口内炎を悪化させることもありますので、「指しゃぶり」、「おもちゃしゃぶり」などはさせないように努めましょう。【目次へ
 
Q.28 手足口病とはどんな病気なのでしょうか?
A.28 乳幼児、学童を中心によく診られる病気です。
【原因】
何種類かのウイルス(ウイルス)が原因になります、最も多く見られるのはコクサッキーA16による手足口病です、エンテロウイルス71、コクサッキーA10などのウイルスによって起こることもあります。

【潜伏期間】
体にウイルスが入ってから症状の出るまでの時間は3日〜6日と言われています。

【伝染経路】
風邪の仲間ですので鼻やのどからの分泌物や便に排出されるウイルスが、経口(よだれ、食器、おもちゃ)・飛沫(咳、くしゃみ)・接触などによりうつります。

【症状】
風邪の仲間ですから、発熱(微熱〜39.0℃)、軽い咳、くしゃみなどが見られることがありますが、熱を始めとした風邪症状のないことが多いようです、特徴的なことは、手のひら、足の裏、口の中に中心が水疱でそれを取り囲むように皮膚が赤くなる1〜5mm程度の丸い発疹(ほっしん)、口内疹(口内炎...よだれが増える)が見られることです、発疹は手足のこう、ひざ、ひじ、お尻などにも見られます、通常、痛みはありませんが、年令が上がるに連れ、特に手のひらに軽い痛みを訴えることもあります。これらの発疹は5−7日で消えますが、口内炎が後に残ることもあります。
また、時に発疹は手、足、口の内1ヶ所または2ヶ所にしか見られないこともあります。
症状は概して軽い病気ですが、口内炎が舌の周辺に出来たときには痛みが強く、飲食がしにくいこともあります。
また、エンテロウイルス71ではまれに無菌性髄膜炎や脳炎などの重症例や死亡例もあります。

【治療】
特別な治療はありませんが、一般の風邪症状が強ければそれに対する投薬、口内炎がひどく飲食が出来なければ「塗り薬」、脱水があれば点滴、髄膜炎がひどければ入院して対症療法などなどですが多くの場合治療は不要です、尚、掻きこわしたりしない限り皮膚の塗り薬は有りません。

【病気を人にうつす期間】
人に手足口病をうつす期間は、症状が出る直前から5週間(「のど」からは1〜2週間,便で3〜5週間)もあると言われています、従って、多くの場合病状は軽く、症状の有る期間だけを隔離にしてもあまり意味がないと言うことと、かなり多くの不顕性感染児(症状が出ないでウイルスをまき散らす児)は放置されているのに、症状の出た者だけを隔離しても意味がないとの考え方が一般的です。このため学校保健法施行規則では登校停止期間が曖昧となっています。現在は、集団単位(学校、保育園など)でなんとなくバラバラの基準できめられています。
『しかし、口内炎がひどく脱水を起こしたり無菌性髄膜炎で入院するようなケースもあり、日本には現在はあまりない(やがて蔓延するおそれはある)コクサッキーBによる手足口病は心筋炎を起こし死に至ることもあるので、一括りで手足口病は隔離をしなくても良い軽い病気と言う考え方は国際化、気象の変化などを考えると少し乱暴な気がします。
一方、不顕性感染児の存在や元気で何の病的症状を持たない子供を長期間隔離しておくことには親や学校、保育園などの抵抗は大きいようです。実用的には、2週間の隔離、手に水疱が出来ているときには鉄棒の禁止、5週間のプール禁止が妥当と考えられますが、重症化する手足口病が流行しない限り、実施出来ないでしょう。』


【その他】
手足口病に罹ると、多くの場合は免疫が出来ますが、始めに述べたように、原因ウイルスが数種類ありますので、罹ったウイルスと違う型のウイルスによる手足口病には罹ることがあります。また大人でも免疫がなければ発病します。【目次へ
 
Q.27 乳幼児の耳掃除はどれくらいの間隔でしたら良いでしょうか?
A.27 耳掃除は控えめに。
お母さんの中には乳幼児の耳そうじに大変熱心な方がおられますが、誤って鼓膜を破いたり、耳掃除中に他の子供がぶつかり、鼓膜や耳の穴を傷つけることがかなりあります。
耳垢(耳あか)には「乾いた耳垢」と「ベトベトした耳垢」があります。
耳垢は本来、噛む運動や耳穴の皮膚の動きによって自然に排出されるようになっています、従って「乾いた耳垢」の場合は殆どの場合、自然に出てきます、「ベトベトした耳垢」はうまく出て来ないときがありますが、この場合は耳鼻科医による掃除が年1,2回程度必要になります。家庭での耳掃除は耳の穴の出口に出てきた耳垢を取るだけで十分です、入浴後の綿棒使用はせっかく出てきた耳垢を奥に押し込め、固めてしまうことがありますので、耳の中の水をタオルで軽く拭き取る程度にしておいて下さい。
「ベトベトした耳垢」の掃除は耳鼻科医の仕事と考えておくのが無難です。【目次へ
 
Q.26 一才の子供ですが、1cm位の丸いボタンを飲み込んでしまいました、子供は元気で、ふだんと変わりありません、病院で診察を受け、X線を撮りましたが、腸まで落ちているので様子を見ましょうと言われました、7日たちますがまだ出てきません、このまま様子を見ていて良いのでしょうか?
A.26 ほととんどの場合、出てきます。
普通、胃まで落ちた物は48時間以内に排泄されますが、時間の掛かることもあります、針やヘアピン、安全ピンなどでは十二指腸(胃から出たところで狭くなっている)で引っかかることもありますが、すでに腸まで落ちているのと、丸い形状のボタンなので、様子を見ていて問題ないと思います、この種の物は、危険が少ないので、一ヶ月位様子を見ることもあります。毎日、丹念に便を調べ、受診中の病院で引き続き経過を追ってもらいましょう、このケースで手術になることは稀です。
この機会に身の回りにある危険な物、事故の起こりそうな状況はないかなど、再点検しておきましょう、その際、うちの子はまだそんなこと出来ない、そんなことはしないなどといった先入観は持たないで下さい、また、親が付いているときに起こる事故が30%もあることを念頭に入れておきましょう、もののはずみで、生まれたばかりの赤ちゃんがベッドから落ちることもあります。
注意:ボタン型アルカリ乾電池は形に問題はなくても大変危険です。)【目次へ
 
Q.25 もうすぐ8ヶ月になりますが、まだ歯が生えません、心配ないでしょうか?
A.25 必ず生えますので心配はありません
乳歯(赤ちゃんの歯)は多くは7ヶ月頃から生え始めます、しかし、生歯(歯が生えること)は個人差が非常に大きく、出生時すでに生えていることもあり、1才で生え始めることもあります、一般には生歯時期の早い、遅いを悩むことはありません、まれに病気のこともありますが、健診を受けていれば心配はありません。同様に生える順序も育児書通りでないことがしばしばあります、これも心配ありません。
目次へ
 
Q.24 3ヶ月の男の子ですが臍ヘルニア(へその部分のヘルニア)があります、父親の親指の先くらいありますが直ぐに手術はしなくてもいいのでしょうか?
A.24 ほとんどの場合、自然に治ります。
泣いたとき、怒ったとき、いきんだときなどに臍(へそ)の部分が親指の先〜ピンポン玉ほどの大きさに腫れ、指で押すと簡単にへこみます、これは腸がおなかの中とヘルニアの部分を出入りしている状態です。
そんなことをする親はないとは思いますが面白がって遊んではいけません、また、絆創膏(ばんそうこう)を貼ったり、ガーゼで包んだコインを使ってヘルニアを抑えようとする試みは効果がないばかりでなく、自然治癒を妨げ、皮膚がかぶれたり、ひどい皮膚炎を起こすことがありますので避けて下さい。
大部分は6〜8ヶ月頃までには自然に治ります、2才を過ぎても治らない場合と出た腸が筋肉によって締め付けられ元に戻らなくなったとき以外は手術は必要ないと考えて良いと思います。心配せず、健診で経過を見てもらって下さい。【目次へ
 
Q.23 先天性股関節脱臼が予防できると聞きましたがどういうことでしょうか?
A.23 乳児はすべて先天性股関節脱臼の予備軍だと思って下さい。
乳児の関節は未完成で股関節だけでなく、他の関節も脱臼や損傷を受けやすい状態です、先天性股関節脱臼の10%前後は特殊な病気の一症状として見られますが、80−90%は乳児の未完成な関節の構造による2次的なものと考えられます、通常、先天性股関節脱臼と呼ばれているものは後者だと思って下さい。
男:女=1:5位で、女児に多く見られます、ほとんどは通常の乳児健診で見つかり、オムツの形、オムツの当て方、だっこの仕方、足の動きを制約するような着衣の禁止によって、多くの場合、予防することが出来ます(下肢の格好は┏ ┓が良く、┃┃はいけません、これにより発症を1/10に減らすことが出来ると言われています、具体的には整形外科医か小児科医の指導を受けて下さい)、また、整形外科医の判断によりますが、軽い股関節脱臼はこれで治ります。【目次へ
 
Q.22 生後10日の赤ん坊です、お尻に「青いあざ」があり、産院で蒙古斑と言われました、かなりはっきりしているのですが消えるでしょうか?
A.22 必ず消えると思って良いと思います。
蒙古斑(児斑、小児斑、蒙古人斑、青あざ)はメラニン色素が皮膚の深いところに存在し、外からは青く見えます、東洋人に特有であるというので蒙古斑という名前が付きましたが、黒人、白人にも見られ適当ではありません。
多くは腰やお尻周辺に見られ、大きさは、米粒から腰とお尻全体に見られることもあります(腰やお尻の周辺以外の青あざは別の病気を考えて皮膚科を受診して下さい)。生まれたときから見られることも生後1週間位してから見られることもあります、多くの場合は満4才くらいから薄くなり、10才頃までには95%前後は消えるか目立たなくなります、5%前後は成人になるまでに消えますが、稀に40才台になってから消えることもあります、美容目的以外の治療は不要です、また、早期治療はほとんどの場合が自然に消えるものなのですから早まってはいけません。
お子さまの場合は、最も消えやすいお尻と言うことなので、必ず消えると言って良いと思います。
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Q.21 1ヶ月の男の子です、産院を退院するときに陰のう水腫はあるが、様子を見るように言われました、心配はないでしょうか?
A.21 普通は1年前後で治ります。
陰のう水腫(おちんちんの袋に体液がたまっている状態)は新生児の5−6%に見られ、珍しいことではありません、殆どは1年前後で自然に吸収され治ります。ヘルニアを合併しているケースや1年過ぎても小さくならない場合は手術が必要なこともありますが、その場合でも危険の少ない手術ですみますから、今から心配する必要はありません。乳児健診を通じて経過を追って下さい、徐々に小さくなれば1年以内に治ると思ってまず間違いありません。【目次へ


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