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§§  Q & A  §§
よくある質問等(Page 3

記事の内容は一般論が中心になりますので、個々のケースについては、医師の診察が不可欠であるという前提でお読み下さい。このページの内容は個人的な用途以外、無断の複写や配布はお断りいたします。
ご質問を頂く場合は、このページの下の方にある質問規定に従って下さいますようにお願い申し上げます。

  目次(読みたい質問番号をクリックして下さい。)

Q.01 〜 Q.20( Page 1) Q.21 〜 Q.40(Page 2) Q.61 〜 Q.80(Page 4) Q.81 〜 Q.100(Page 5)

Q 60 おたふく風邪(ムンプス)と水疱瘡(水痘)の同時発病
Q 59 インフルエンザワクチンの接種回数について
Q 58 少食について
Q 57 偏食について
Q 56 ワクチンと副作用について
Q 55 BCGの接種あとが膿(うみ)を持っている
Q 54 家と保育園での体温差
Q 53 赤ちゃんとハチミツ
Q 52 神経芽細胞腫の検査について
Q 51 突発性発疹症に罹らないこともあるんでしょうか?
Q 50 小児肘内障(肘の関節脱臼)
Q 49 「よだれ」が多い。
Q 48 「あせも」の予防法を教えて下さい。
Q 47 先天性耳瘻孔(せんてんせいじろうこう)
Q 46 髪の毛が薄い
Q 45 人見知り
Q 44 知恵熱、歯生熱
Q 43 風邪の予防
Q 42 生ワクチンと不活化ワクチンの違いは何ですか?
Q 41 赤ん坊の唇が2重に見える

  本文

Q.60 おたふく風邪(ムンプス)と水疱瘡(水痘)に同時に罹ることがあるのでしょうか?
A.60 ムンプスと水痘ばかりでなく、風疹、麻疹、インフルエンザなど他の伝染病を含めいろいろな組み合わせで発病することがあります。
二つ以上の伝染病に同時に、あるいは続けざまに罹ると言うことは、それほど珍しいことではありません、病気の原因になるビールスの種類が異なるからです。
これは一般の風邪についても同様で外見的に区別は付きませんが、二つ以上の風邪の同時発病、伝染病と風邪の合併などいろいろな組み合わせが起こり得ます。
同時発病だからと言って個々の病気自体が重くなることはありませんが、例えばご質問のムンプス、水痘の組み合わせの場合には頬の痛みと皮膚の痒みが同時に来る、食欲低下の度合いがより強く体力消耗が激しいなど、症状の複合により、結果的に病状が重くなることはあります。
しかし、治療や看病が適正で有れば、それぞれの病気については単独で罹った場合と同様な経過で治りますので、過剰な心配はいりません、もちろん単独の場合も同時発病の場合も小児科医の診察が不可欠なのは言うまでもありません。

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Q.59 インフルエンザワクチンの接種回数が1回の人と2回の人がいますが、本当は何回接種するものなのでしょうか?
A.59 しっかりしたデーターは有りませんが、年齢によって違います。
成人は、発病したか否かは別にして、過去に複数のインフルエンザに感染していることやワクチン接種も複数回受けていることが多く、この場合には体の中で起こる特殊効果により1回の接種でも十分効果を期待できます。
子供の場合も年齢が高くなるほど、集団生活の期間が長いほど成人の場合と同じ理屈で上記の特殊効果によって、1回接種でも十分免疫が得られる率が高くなります。
この効果は不幸にしてインフルエンザにかかってしまった場合にもワクチンを接種した場合と同様に強い免疫を作ります、このように年長児では成人に近い状態であると考えられ、その場合は1回接種でも良い理屈ですが、年齢が低くなるほどインフルエンザの感染を受けるている回数も少なく、それまでのワクチンの接種回数も少ないわけですから、この効果は期待しにくくなり2回接種の必要性が高くなるわけです。
日本では現在、13才以上は1回接種でも良いと言うことになっていますが、アメリカでは6ヶ月−8歳が2回接種、9歳以上が1回の接種と言う方法が取られています。 いずれにしても年齢にこだわらず、ワクチンの接種歴、生活歴を考慮して接種回数を決めるのが合理的であると思います。
尚、インフルエンザワクチンが他のワクチンと比べて特に副反応が強かったり、頻度が高いというわけではありませんし、また上記の理由もあり、『流行しているインフルエンザの型に合わないワクチンは意味がない..?』とか『接種回数は何回にするか?』とか『ワクチン自体の効果に疑問がある..?』などと言うことで悩むより、毎年接種することを忘れない努力をすることの方がより大きな意味があると言うことを申し添えておきます。

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Q.58 元気はあるのですが、他の3才児と比べて、少食なので心配しています、どうしたら沢山食べさせることが出来るのでしょうか?
A.58 肉体的病気がなく、元気であれば心配はありません。
少食の解決も、病気がない限り、焦らず子育てに自信を持つことが必要です。
一般に子供が少食と言われる状態には、
1.親が、兄弟や他の子供と比べることにより、少食だと思いこんでいる。
2.生活様式や食生活に問題がある。
   お菓子、清涼飲料水、牛乳など、おやつ類の摂取が多い。
   体を動かす遊びの量が少ない。
   子供が、無理矢理食べさせられると感じている。
3.生来、少食の質である。

などが挙げられます。
対策としては、
まず、健診や、診察を受けて、異常がなく、元気であれば心配をしないことです。
その上で、上記の生活上、改善できることがあれば実行してみましょう。
具体策については、偏食の項を参考にしてください、また、何時までも一人で思い悩むことは子供の少食を助長することがありますので専門家に相談することも必要です、掛かり付けの小児科医や各自治体の専門職員が相談に乗ってくれますので、ご利用になるのがよいでしょう。
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Q.57 4才の子供が偏食で困っています、どうやって治したらいいのでしょうか?
A.57 あせらずに楽しい食事環境を作ることが肝心です。
偏食は同じ食材ではあっても食べなくなった理由、程度、その子にとっての意味合いも千差万別ですから、残念ながら、これが正解と言う解決法はありません、従って下記に述べることを参考にお考えいただき、実施していただくことになります。

まず、理解していただかなければならないことは、偏食の責任は子供には全くないと言うことです、従ってそれを理由に叱られたり、罰を受けることは子供にとって理由もなく理不尽な扱いを受けていることになります、即ち生まれたときから偏食があるのではなく成育の過程で見聞きしたことや体験から偏食を身につけてしまったと言うことです。
【一般に子供が偏食になりやすい環境】
1.親に偏食がある。
2.親が規則正しい食事をしていない。
3.食材に偏りがある(離乳期を含めていろいろな食材を使用していない)。
4.調理方法に偏りがある(煮、炊き、焼き、蒸す、炒る、あぶるなどの加熱法の他に調味料の種類や使い方などに偏りがある)
5.同じ物をあまりにも頻回与えすぎる。
6.好きな物を好きなときに好きなだけ、食べさせるような育て方をした。
7.食事を楽しく食べさせていない(3歳位までの子どもは食べ物を、手で触ったり、スプーンやフォークなどが未だ上手に使えないためにテーブルや床を汚すのが普通なのですが、わかっていても、ついつい小言を言ってしまい食事時間が『小言の時間』になっている)。
8.初めて食べたとき、いやな思いをした経験がある(魚の骨で痛いおもいや病院に行き怖い思いをしたり、熱いものを飲み食いして口の中をやけどをしたなどの経験がある)。
9.食べ物を子どものほしがる物、したいことの交換条件にしている(例えば、『これを食べたらテレビを見ていいよ』のような言い方で食べさせられたものは嫌いになることがある)。

上記とその一部分または、それらの組み合わせが原因となることが多いようです、これらはすべて大人の側に原因がある事柄であり、思い当たる場合には出来る限り、これらの改善を試みて下さい、その上でいろいろな対策を考え実行することになります。

【対策のヒント】
1.同じ食材でもきざみ方、調理法、味付けを、器、食材の装飾などをいろいろ変えて見ましょう。
2.良いことをしたご褒美として与えられたものは好きになる傾向がありますのでそうした機会を利用する。
3.子供が物を食べたときに喜んであげると、言葉で言わなくとも大人の態度を感じ取り、その食べ物を好きになることもあります。
4.やけどや、怪我に気を付けて、一緒に調理をする(自分で作った物は喜んで食べることが多い、その際、『美味しい』というほめ言葉、態度を忘れずに、さらにその場にいなかった家族にもその子が作ったことを教え、家族中でほめてあげましょう)、たまには、調理中に親子でつまみ食いをするのも良いことかもしれません。
5.食事の時間は、幼児にとって『お楽しみ』の時間です、しかったり、無理強いしたりして、楽しさを損なわないようにしましょう。
6.食べこぼしは、叱らず、週一度ほどの注意を介助者が手本を見せる程度にとどめて下さい、食べこぼしの心配より必要量が食べられたかどうかに関心を持って下さい。
7.こどもの食事は一回の食事を完璧にすることにこだわるのではなく、一日あるいは数日単位でバランス良く摂食してくれれば、そのことを喜ぶようにして下さい。
8.幼児は、消化機能が十分には発達していませんし、胃の容量も小さいので3回の食事では必要な量をとりきれないこともあります、その場合には1回摂取量の無理強いをしないためにも『おやつ』を食事と考えて用意しましよう(4回食と考える)。
9.食事やおやつは時間を決めてあげましょう(食事やおやつを不規則にあげることは、偏食やムラ食いを助長するおそれがあります、また、子供の要求のままに食べ物を与えることは、わがままな子供を作ると共に肥満や虫歯の原因にもなりかねません)。

始めに述べたように、上記に当てはまらないケースも予想されます、また、家庭内で解決できない場合もあるでしょう、そんな場合には、各自治体の保健婦、栄養士、掛かり付けの小児科医などの専門家に相談していただくことも必要です、このことばかりでなく、育児の悩みが深刻な場合には人に相談出来るんだと言うことを忘れないで下さい。
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Q.56 家の子供と一緒にインフルエンザワクチンを受けた友達が目の前でショックを起こしました、特別治療をせず回復しましたが、血圧がさがり、真っ青になった現場を見てしまいましたので怖くなり2回目をどうしようかと悩んでおります、ワクチンと副作用の話は時々聞きますがこれからまだ幾つも接種しなければならないものがありますがどうしたらよいのでしょうか?
A.56 予防接種は特別の事情がない限り必ず受けるようにしましょう。
滅多にあることではありませんが、お友達は文面から察するにショックまたはそれに近い状態であったと思われます。
そうした状態は、多くの予防接種で稀に起こることで、ワクチンの成分に因って起こります(極まれには、極度の恐怖によって起こることもあります)がインフルエンザワクチンの場合、稀に卵アレルギーの子供に起こることがあるようです。
従って、お子さまの場合は1度目が問題なかったのですから、2度目の接種も心配ないと 考えて良いと思います。
また、現在、日本で接種出来るワクチンは精製の度合いが高いので(卵アレルギーを含めて)重篤な副作用は稀であると考えて良いと思います。
たまたま、身の回りに貧乏くじを引いた人がいたわけですが、そのような状態になることは日本中で、年に数人程度です、また、そのリスクは接種を受けた時だけのものです、 それに比べ、いつも引き合いに出すことですが、交通事故による死亡者は、毎年1万人前後、後遺症が残る人は単純計算で10万人 、しかもそのリスクは毎日、一生涯続くわけです、そうした生活上の大きなリスクを負っている家族を毎日、平然と笑顔で学校や職場に送り出している同じ人が、それより桁違いに安全性の高い予防接種を受けず、結果的にその病気の流行により最愛の家族を死に追いやる危険を犯して生活するというのは理屈に合わないことだと思います。
過去にワクチンの副作用だけを強調する偏った報道により、三種混合ワクチンやインフルエンザワクチンの接種率が低下し、その結果、非常に多くの貴重な人命が失われた苦い経験を忘れないようにしたいものだと思っています。
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Q.55 BCGの接種を受けてから3週間になりますが、針の痕が小さな膿を持っています、このままにしておいて良いのでしょうか?
A.55 かなり見られる現象で一般的には治療せず経過を見ることになります。
BCG接種後、多くは、1〜4週頃に接種部位の針の痕が赤くなったり、腫れたり、小さな『かさぶた』が出来ることがあります。
またご質問のように赤く腫れた先っぽに膿を持つことがあります、その場合、局所をこすったり、引っ掻いたりして、破れることがなければそのままにして置いて差し支えありません。
腫れが、針の痕だけではなく周辺に及んでいる場合や掻き壊してしまったときには、小児科や皮膚科を受診してください、ともかく、局所を清潔にし、触らないようにする事が肝心です、気になれば、消毒をしてもかまいませんが、細菌感染が起こり易くなりますので、副腎皮質ホルモンのはいった軟膏は使わないで下さい。
通常、2〜3ヶ月以内には小さな瘢痕を残して炎症は消失します、それ以上続くようだったり、どうしても気になるときには、小児科を受診して下さい。
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Q.54 保育園に通い初めて6ヶ月になりますが、家で体温を計ると36.6度−36.8度なのに園で計ると37.2度前後あります、風邪症状もなく元気なのですが、精神的なものがあるのでしょうか?
A.54 よく見られる現象で一般的には問題にしなくて良いことだと思います。
発育発達が正常で、食欲もあり、家庭での生活に変化がなければ何も心配することはありません。
また、知恵熱と言う言葉で象徴されるような精神的要素による発熱は、よほど強烈なストレスで身体の細胞が破壊されるような状態でない限り、あり得ないと思っていただいて間違いありません、そのような状態の時には家庭生活や身体的変化が見られますのでお子さまの場合は該当しないと思われます。
ご質問の体温差は体温の測定法、測定条件の違い、生理的日差(健康者で普通に起こる24時間内での体温変化)に因ると思われます。
次に、ご質問の現象に影響を与えそうな事柄を列挙しますと
1.体温計の違い
2.計測部位の皮膚の状態、体温計の固定の仕方
3.計測前の生活内容の違い
4.室温の違い
5.生理的日差(計測時間の違い)
などが考えられます、こうした条件の違いによって、1度前後の差が出ることも珍しくはありません。
体温を厳密に調べるためには、添付の説明書を良く読み、決まった体温計で決まった方法や部位で、決まった時間に、計測前の生活状態を一定にし、室温などの環境要因を一定にした状態で計測しなければなりません。
平熱を知ることは、こどもの健康管理をする上で必要なことですから、上記の注意を考慮して、お休みの続くときに、出来れば1週間程度、お子さまの体温の変化を調べてみましょう。
尚、体温は一般的に午前より午後の方が高く、乳幼児の体温は37.5度くらいまでは平熱のことが多いと言われています。
当然のことながら、『熱』は病気の大切な症状の1つですから、不安を感じたり、お子さまの身体的、精神的状態に変化が出たときには、必ず、病院を受診するように致しましょう。
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Q.53 乳児にハチミツをあげてはいけないと聞きましたが、滋養のあるものなのに何故でしょうか?
A.53 ハチミツは1才になってから、あげて下さい。
ハチミツを1才未満の乳児に与えると乳児ボツリヌス症(ポツリヌス食中毒とは違う、乳児特有の病気)という病気に罹ることがあります。
発病すると全身の筋肉が麻痺を起こします、そのため初期には腸の動きが悪くなるので便秘が起こり、次第に鳴き声が弱くなったり、乳がうまく吸えず、また口の中のものをうまく飲み込むことが出来なくなります、さらに進行すると呼吸筋も麻痺して、呼吸困難となります。
快復には数ヶ月掛かることが多く、死亡率は2−3%と言われています。発病した乳児の便からはボツリヌス菌や毒素が検出され、発病した乳児の約30%はハチミツを摂取していたという統計が出ています。
一方、市販のハチミツの約5%−10%から菌体が検出されています。
1才以上になりますと、腸の中にはボツリヌス菌が侵入してきてもそれを殺す有益な腸内細菌が増え、それによって身体は守られますが、1才未満、特に8ヶ月未満の乳児はその働きがあまり強くありませんので発症することがあります。
日本での発症例は生後8ヶ月までの乳児の範囲だけで確認されていますが、身体の総合的な抵抗力を考慮に入れて、1才を過ぎるまではハチミツを与えることを控えるべきです。
1才を過ぎればあまり気にせずにハチミツを与えても良いとは思いますが、一般的に、母子共に栄養が豊かなこの時代に早期からハチミツを使用しなければならない理由があるとも思えませんので、乳児ボツリヌス症の発症とは直接関係がないにしても、十分に免疫力を持つ1才半を過ぎてから、摂取を開始するのが良いのかもしれません。
尚、十分に加熱殺菌したものでも(こんなことすると、風味も栄養も損なわれハチミツとは言えなくなりますが)乳児ボツリヌス症は菌そのもので起こるのではなく、菌の生産した、毒素で起こるのです、その毒素は加熱や低温でも取り除くことが出来ず、やはりその毒素を十分に解毒できる肝臓を始めとする臓器の働きが未だ未熟な乳児には不適当な食品であると言うことになります。
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Q.52 1才になる子供ですが、6ヶ月の時に受ける神経芽細胞腫の検査を受けませんでした、今から受けても意味があるのでしょうか?
A.52 早い機会に検査を受けておくべきだと思います。
神経芽細胞腫は小児の悪性腫瘍の約10%をしめる悪性度の高い腫瘍(稀には自然に治ることもあると言われているが、多くは発見、治療が遅れれば死亡率の高い病気)ですが、残念ながら診察で腫瘍を見つけることが出来るのは、かなり病気が進行してからになります。
このように怖い病気ではあっても、特に1才頃までに発見し治療すれば、ほとんどの場合は治すことが出来、1才を過ぎても発見、治療が早ければ早いほど治る可能性が高い病気でもあります。
また、神経芽細胞腫の90%以上が現行の検査によって発見出来ますので、すべての乳児が受けて置くべき検査だと思います。
中には病気の進行が遅い子、病気であっても検査異常の出にくい子もありますので、6ヶ月頃と1才2ヶ月頃の2回の検査を推奨している自治体もあるほどです。
従って、お子さまの場合、現時点で検査をお受けになることは十分に意味のあることだと言えます。
(付、検査は早ければ早い程良いのですが、仮に神経芽細胞腫があっても6ヶ月より前の検査では異常が見つかる可能性が著しく低いために現在は6ヶ月児を対象に検査が設定されています。)
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Q.51 2才になる子供ですが、突発性発疹症に罹っていません、罹らないこともあるのでしょうか?
A.51 2才までに、ほぼ100%の子供が罹っていますが、発病しないこと(症状の出ないこと=不顕性感染)もあります。
典型的な突発性発疹症は38−40度位の高熱が3−4日続き、熱の下がるのと入れ替えに全身に風疹や麻疹に似た発疹が出て3日くらいで消失する病気です、60%前後に下痢が見られます、また中耳炎の合併や稀に髄膜炎を起こすこともありますが重症化することはまずありません、また、熱もあまり高くなく発疹の少ないケースもあります。
乳児の高熱と言うことでご心配なことと思いますが『熱で頭がおかしくなったり』、『熱から肺炎になったり』するわけではありませんので(Page1 熱の項目参照)、そのことについて無用の心配はしないように致しましょう、親のいらいらは子供の安静を妨げます、心配をしているよりも合併症の管理や不安の解消のために、繰り返しかかりつけ医へ受診することの方が大切です。
潜伏期間は、はっきりとはわかっていませんが3週間前後だと言われいてます、原因ウイルスはHHV−6、HHV−7(ヒトヘルペスウイルスの仲間)などが原因と考えられています。
2ヶ月から1才頃までの間、特に5ヶ月頃から8ヶ月の乳児に生後初めての発熱として、しばしば見られます。
突発性発疹症の98%前後は1才までの乳児に見られ残り2%前後は1才から2才頃までの間に見られます、2才過ぎの突発性発疹症は稀ですが、2才過ぎの発病だからといって特に重症化するわけではありません。
特別な治療はありませんが、下痢や合併症があればその治療をすることになります、抗生物質は合併症がなければ不要です。
確かな統計ではありませんが、子供の30%前後は感染しても発病しないと言われています。
発病したしないに関わらず、2才過ぎには、ほぼ100%の子供に突発性発疹症の免疫が出来ていると考えてよいと思います。
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Q.50 3才になる子供ですが、歩行中、手を引っ張ったとたんに激しく泣き出しました、以後、腕を曲げようとしませんが、触らなければ痛みはないようです、湿布をして様子を見ていますが病院へ行った方がよいでしょうか?
A.50 症状からは小児肘内障(肘[ひじ]の関節脱臼)が考えられます。
幼児の肘関節は未発達のために脱臼(関節が外れること)が起こりやすくなっています、多くの場合、手を引っ張ったときに起こりますが、肘関節の位置とその時の関節の動きによっては手を使う遊びの時や寝返りを打っているときでさえ起こることもあります。
脱臼が起こると子供は急に激しく泣き出し、上肢をだらっと下げたままの状態になり、肘を曲げようとすると痛がります。
しばしば捻挫と間違われ、湿布などで放置されていることがありますが、湿布では治りません、肘関節をいじっているうちに偶然、整復(脱臼を治すこと)され治ることもありますが、関節を痛める危険や稀に骨折を合併していることもありますので、何もせず、そのままの状態で、早急に整形外科、外科、小児科などで診断治療をお受けになることをお奨めします、脱臼だけであれば、すぐに整復できます、整復できると子供はすぐに肘を動かし、上肢を使うようになります。
小児肘内障は、2〜4才の子供では稀な病気ではありません、大きくなり、関節が発達してくると起こらなくなります。
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Q.49 もうすぐ7ヶ月の乳児ですが、最近「よだれ」が多くなりました、病気ではないでしょうか?
A.49 「よだれ」以外の症状がなければ心配はいりません。
乳児は6〜8ヶ月頃になると唾液の分泌が多くなります、そのため全部を飲み込むことが出来ないので「よだれ」が多くなるわけです。食欲がおう盛で発育の良い乳児にこの傾向が強いようです。
「よだれ」が急激に増えた場合には口内炎や舌炎などが原因のこともありますがその場合は風邪症状や口にものをいれるといやがったり、食欲が落ちたりなどの症状が見られます。また、生歯の刺激によることもあります。
「よだれ」以外の症状があるときや不安を感じるときには耳鼻科、歯科、小児科を受診して下さい。 【目次へ
 
Q.48 「あせも」の予防法を教えて下さい。
A.48 まめに手を掛けてあげることが大切です。
「あせも(汗疹)」は汗のために汗腺の出口がふさがり、炎症を起こした状態を言います、それに細菌が付いて、ひどくなると「あせものより」になります。
乳幼児、特に乳児は大人に比べて発汗しやすく布団の中にいる時間が長いので「あせも」が出来やすいのです。
塗り薬による予防は難しく、パウダーは多すぎると汗腺の出口を塞いだり、刺激によって、かえって「あせも」を作ったり、悪化させたりします。
乳児の場合に最も有効な予防法は入浴です、夏期には、通常の入浴以外に、少し「ぬる目」で短時間の入浴を日に1〜2回させてあげましょう、回数は赤ちゃんの疲労の度合いを考慮して決めます、入浴後は、水分補給をして、体の水気をよく拭き取っておいて下さい、幼児では行水も有効です。
汗をかいたら、こまめに拭いてあげたり、衣服を代えてあげるのも「あせも」が出来る原因を考えると効果的だと言えます。 「あせも」は夏だけの病気ではなく、暖房の効き過ぎた部屋や着せ過ぎによっても起こります、汗をかかせないようにしましょう。【目次へ
 
Q.47 3才の幼児ですが、生まれたときから耳の前側に左右とも小さな穴のようなくぼみがあります、耳鼻科で先天性耳瘻孔と言われ、様子を見ることになりました、このまま放置しても良いのでしょうか?
A.47 耳鼻科で経過を見ていただけるのなら最良です。
先天性耳瘻孔は胎児が形成されていく過程の『置きみやげ』として、しばしば見られる現象であると考えて下さい、従って珍しいものではなく、かなり多くの人に見られます。
感染を起こして膿(うみ)や汁が出たり、孔の周囲が赤くなったり、腫れたりすることがなければ、あまり目立つことはありませんので放置して差し支えありません。
上記のような感染の兆候が繰り返して認められるときには摘出手術を受けることになりますが、手術を受ければ感染は起こらなくなります。
尚、上記のような感染を起こしたと思われるときには、その都度、耳鼻科医の診察をお受けになることをお奨めします。【目次へ
 
Q.46 2ヶ月の乳児ですが、生まれたときから他のこどもに比べて髪の毛が薄く、頭の皮が透けて見えます、毛は生えてくるのでしょうか?
A.46 乳児の毛髪の濃さは個人差が大きいものです、一般に年齢と共に濃くなりますので心配はいりません。
赤ちゃんの髪の毛はご質問のように薄いものから大人のようにフサフサしているものまで個人差が多いのです、さらに、成人と同じように毛の太さもいろいろですから、よりフサフサに見えたり、より薄く見えたりする訳です。
脱毛がなく、ただ薄いだけの場合には1歳前後になれば毛髪は密になり、あまり気にならなくなります、また、その頃になっても、鬢(びん...左右の側頭部)の薄い子供もいますが、3歳頃までには密になりますから心配はいりません、特別な治療や手入れも不要です。
但し、毛髪が全くない場合、自然脱毛が多い場合、頭に湿疹があって脱毛がある場合などは診察、治療の必要があります、また、『脱毛はないが、どうしても心配だ』と言う方は一度、皮膚科の専門医に相談してみるのも良いでしょう。【目次へ
 
Q.45 6ヶ月の赤ん坊ですが、人見知りが激しく困っています、脳に異常でもあるのでしょうか?
A.45 程度はどうあれ人見知りは病気でないことを認識することが大切です。
人見知りは6〜7ヶ月頃になると始まります、恐怖に対する感情が芽生えたもので、知能が正常に発達していることの1つの目印です、人見知りが激しいからと言って親がはずかしがることはありません、むしろ小児科医の立場から言えば人見知りを全くしない場合には知能の発達に異常がないかを他の診察項目で確認する必要があるほどです。
概して少人数の家族で静かな暮らしている場合ほど人と接触する機会が少ないために人見知りが強く出ることが多いようです。
多くの場合1歳を過ぎれば徐々に消えていきますので心配ありません、段々に家族以外の大人に接触させることから始めて下さい、焦りは禁物です。
尚、脳の異常のある場合には、人見知りをしないことが普通です、いずれにしても乳児健診をお受けになっていれば脳の異常について考える必要はありません。
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Q.44 4ヶ月の乳児ですが、最近、よく熱を出します、多くの場合は風邪の症状もなく元気も有り、熱もすぐ下がりますが、知恵熱なのでしょうか?
A.44 知恵が付く時に熱の出ることはありません。
4〜5ヶ月頃になると母親からもらった免疫が減り始め風邪にかかりやすくなります。
鼻汁、咳など、風邪(ほとんどはウイルス感染症)の一般症状をあまり伴わない一過性(1〜2日程度)に出る熱を知恵熱と言うひとがありますが、ほとんどの場合、診察により『のど』、リンパ腺などの炎症を確認することが出来ます、すなわち、ウイルスや細菌の感染が有ると言うことになります。
また、6〜7ヶ月頃に同様な熱が出るときに歯生熱(歯が生える時の熱)と言う言葉もありますが、炎症は弱くとも、歯ぐきが感染を起こさない限り、歯が生えるために熱が出ることはありません。
いずれにしても、一過性の熱ですから多くの場合は風邪の一般治療で済みます。
稀に放置できない病気のこともありますので発熱を繰り返すようならば症状は軽微でも医師の診察を受けて下さい。
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Q.43 誰にでも出来る風邪(インフルエンザを含む)の予防法を教えて下さい。?
A.43 日常生活の中で出来ることが沢山あります、特にインフルエンザや重い風邪の流行期には出来る限りの防御を致しましょう、以下に手軽に出来そうなことを列挙しておきます。(Q.10参照)
1.家庭生活について
A.調理の前、食べ物や飲み物を摂る前には必ず『手洗い』、『うがい』をしましよう。
『手洗い』は石鹸と水道の流水を使います、手のひらばかりではなく手の甲、指の間、指先も丹念に洗って下さい。
『うがい』は風邪のウイルスが主として鼻の粘膜から侵入するので風邪の予防にならないと言う意見もありますが、『のど』に付いた病原体は洗い流すことが出来ますし、口腔、気管の保湿になり結果的に病原体を体外に出す気管の働きを助けることになりますので励行いたしましょう。

B.食器類は洗剤と水道水で十分に洗浄しましょう。
インフルエンザや風邪のほとんどの原因であるウイルスは煮沸してもほとんど死にません、ウイルスや細菌の最も良い取り除き方は洗剤と水道の流水による十分な水洗です、これによって家族内感染はかなり防げます。

C.日光浴
寒い冬は特に太陽光に当たる機会が減ります、健康維持のため積極的に陽に当たる努力をしましょう。

D.室内の掃除と加湿
部屋の清潔や換気はよどんだ空気を新しくし、埃を取り除くことにより鼻や気管の粘膜を保護することになります、部屋の換気が終わったら乾燥の程度によって人のいる部屋の加湿が必要です。

E.洗濯物、ふとんの日光干し
直射日光に当てることにより、多くのウイルスや細菌を死滅させることが出来ます、陰干しや乾燥機では出来ません。
おもちゃ、特に『ぬいぐるみ』の洗濯、日光干しは重要です。

F.規則正しく、栄養バランスのとれた食事
体の基礎作りです、風邪とは関係なくとも健康のために、普段から規則正しい食習慣を守りましょう、不幸にして病気にかかったときにも差が出ます。

G.睡眠は十分に
意味のない夜更かしや、慣習による夜更かしはやめましょう。

2.外出ついて
A.人混みを避けましょう
スーパー、デパートなどの人混みは成る可く避けるようにしましょう、また特に風邪の流行期には必要以外の外食も避けるようにしましょう。

B.帰宅時の注意
外から家に帰ってきたときには、ウイルスや細菌などを家庭に持ち込まないように、外出着は玄関で脱ぎ、『手洗い』、『うがい』をしてから家庭生活に入りましょう。
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Q.42 生ワクチンと不活化ワクチンの違いは何ですか?
A.42 生ワクチンは、生きた細菌やウイルスの毒性を弱め発病しないようにしたもの、
不活化ワクチンは、細菌やウイルスを殺して毒性をなくしたものです。
生ワクチンはその病気にかかったときと同じように1ヶ月程度の時間をかけて体内で免疫を作っていきます、そのため、その間は他のワクチンを接種することが出来ません、また接種によって軽い体調不良(副反応)が出ることはあっても発病することはまずありません。
生ワクチンは、BCG、MR(麻疹・風疹)、みずぼうそう(水痘)、おたふくかぜ(ムンプス)、ロタワクチンなどです。
不活化ワクチンは、体内で細菌やウイルスが増殖しないため、十分な免疫を作るために接種回数が多くなります、 接種による感染の危険は全くありません。
不活化ワクチンは、四種混合[DPT・IPV]、小児用肺炎球菌、ヒブ、日本脳炎、B型肝炎、インフルエンザ、子宮頸がんワクチンなどです。

いずれのワクチンも100%の免疫を期待することは出来ませんが、健康な生活を営むための重大な役割を果たしています。
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Q.41 乳児ですが、唇の端から端まで粘膜がふやけたような(水泡のような)堤防が出来ていて唇が2重に見えます、赤みはなく、痛みもないようですが心配はないものなのでしょうか?
A.41 全く心配はありません、放置しておいて下さい。
生理的なもので病気ではありません、乳首と唇を密着させることに役立っています、やがて剥がれますが、その時、皮をむしったり、炎症を起こしたりしなければ出血もしませし、処置の必要もありません。【目次へ

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